デジタル社会の学びのかたちVer.2

教育とテクノロジの新たな関係

デジタル社会の学びのかたちVer.2

遠隔学習や,生徒に個別最適化された学習を可能たらしめるテクノロジを,公教育にどう導入し活用できるか。建設的な議論を提供。

著者 A.コリンズ
R.ハルバーソン
稲垣 忠 編訳
ジャンル 教育学 > 学習科学・教育工学
出版年月日 2020/10/20
書店発売日 2020/10/05
ISBN 9784762831263
判型・ページ数 A5・232ページ
定価 2,420円(税込)
在庫 在庫あり
テクノロジの活用は,遠隔学習や,生徒個々のニーズ・能力に最適な教育のカスタマイズを可能たらしめ,21世紀型スキル習得の橋渡しにもなる。公教育制度下でどう積極的に導入できるか。2009年の初版本を,北米における現在のデジタルメディア環境に即した内容へと一新。全ての教師たちの建設的な議論のために。
推薦のことば
第二版への序文
謝辞
前書き(第二版)

1章 どのように教育は変わろうとしているのか
1 本書の構成

2章 テクノロジ推進派の意見
1 変化する世界
2 学習者を教育する能力の拡張
3 推進派の考える学校ビジョン

3章 テクノロジ懐疑派の意見
1 硬直化はなぜ起こるか?
2 なぜ教育改革は失敗するのか
3 学校におけるテクノロジ活用をはばむもの
4 まとめ:学校とテクノロジの矛盾 
5 テクノロジ懐疑派の考える学校ビジョン

4章 アメリカにおける学校教育の発達
1 徒弟制から公教育制度へ
2 アメリカにおける公教育制度の確立
3 学校制度の進化 
4 学校に対する要求はどのように変わったか
5 革命のサイクル

5章 新しい制度(システム)の芽生え
1 学校の学びを支援するシーズ
2 関心に基づく学習環境の地平
3 結論

6章 教育における3つの時代の変化
1 責任:保護者から政府へ そして学習者自身と保護者へ
2 期待:社会的再生産から全員の成功へ そして個人の選択へ
3 内容:実用的スキルから学問的知識へ そして学び方の学習へ
4 方法:徒弟制から講義形式へ そして相互作用へ
5 評価:観察からペーパーテストへ そして状況に埋め込まれた評価へ
6 場所:家庭から学校へ そしてどんな場所でも
7 文化:大人文化から仲間文化へ そして年齢ミックス文化へ
8 関係性:個人的結びつきから権威者へ そしてコンピュータを介した相互作用へ
9 教育における重大な変化

7章 失われるもの、得られるもの
1 失われると思われること
2 得られると思われること
3 希望を実現しながら、危険を軽減する

8章 学校はどうすれば新たなテクノロジとつきあえるのか
1 パフォーマンスに基づく評価
2 新しいカリキュラム・デザイン
3 デジタル世界における公平さへの新しいアプローチ

9章 結局、何がいいたいのか?
1 子どもたちは、テクノロジから何を学んでいるか?
2 テクノロジは、子どもたちの「社会生活と学び」をどのように変えてきたのか?
3 私たちをどこに導こうとしているのか?

10章 テクノロジ世界のなかで教育を再考する
1 学ぶことの再考
2 モチベーションの再考
3 学ぶべきことの再考
4 キャリアの再考
5 学びと仕事の間での移行の再考
6 教育のリーダーシップの再考
7 教育における政府の役割の再考
8 私たちの将来ビジョン

座談会

訳者あとがき
文献

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