質的データの取り扱い

質的データの取り扱い

定性(質的)データの「取扱説明書」ともいうべき,質的研究法の実践ガイド。特定の研究手法に依存しないテクニックを提供。

著者 L.リチャーズ
大谷 順子
大杉 卓三
ジャンル 心理学 > 原理・方法・歴史
出版年月日 2009/07/24
書店発売日 2009/08/03
ISBN 9784762826832
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 3,520円(税込)
在庫 品切れ・重版未定
文字テキスト等の定性(質的)データの「取扱説明書」ともいうべき,質的研究法の実践ガイド。データの管理・整理・分析に関する,実用的で目的達成可能なテクニックを提供。「はじめにデータありき」を出発点とし,そのデータから意味のある結果を導き出すことに迫られた研究者に向けて,示唆に富む詳細な説明がなされる。
 イントロダクション
  出発点
  本書の形式について

第1部 準備
 第1章 プロジェクトのセットアップ
  目的,目標と研究成果
  プロジェクトをデザインする
  デザインのログを取る
  調査フィールドへ入ること
  採用している考えを宣言すること
  ソフトウェアの使い方を学ぶ
  To Do
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 第2章 質的データ
  データを理解する
  データをつくる方法
  目的をもってデータを作る
  プロジェクト(とあなた自身)についてのデータ
  To Do
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 第3章 データ記録
  記録はどのようなものになるか?
  データ記録はどれくらいの大きさになるべきか?
  記録はどのように保管すべきか?
  どんな情報が記録とともに蓄積されるか?
  分析はいつ開始できるか?
  To Do
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第2部 データを使っての作業

 第4章 データからわかってくること
  データに出会う
  あなたのアイディアはどこに行くのか?
  あなたの発見を扱う
  描くこと――モデルの早期使用
  デザインを見直す
  記録を見直してレビューする
  それを書くこと
  カテゴリーにいたる
  To Do
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 第5章 コーディング
  質的コーディングと量的コーディング
  コーディングで何が行なえるか?
  質的なプロジェクトにおけるコーディングの方法
  コーディングされたデータを閲覧する
  質的研究においてコーディングを行なう人の信頼性
  コーディング罠を避ける
  個人のデータ処理スタイルを確立する
  コーディングについて書く
  To Do
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 第6章 アイディアの扱い
  系統立てと創造性
  カテゴリーのカタログ
  To Do
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第3部 データへの意味づけ
 第7章 何をめざすのか
  あなたは何を探し求めているか?
  何を成し遂げることができるか?
  何が,満足できるものなのか?
  それは,どのような形になるかもしれないか? 考えられる研究成果
  そこにたどり着いたと,どのようにして気づくのだろうか?
  十分によいかどうかは,どのようにしてわかるか?
  To Do
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 第8章 データの検索
  前進すること
  データ-理論プロセス
  検索コーディング
  テキストを探すこと
  検索に基づいて作業を進める
  検索を報告すること
  To Do
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 第9章 全体を見る
  そこに何があるのかを見ること――そして,そこに何がないのかを見ること
  見る方法
  「見ること」の説明と妥当化
  To Do
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 第10章 研究成果を語る
  あなたが書いたことから始める
  自ら書き出さなければ何をするのか?
  質的な報告書を計画すること
  妥当性と信頼性についてはどうか?
  あなたのデータを使うこと
  うまくいかない報告
  研究の締めくくり
  To Do
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