『ナースのための臨床社会心理学』書評


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 本書は看護のフィールドにおけるさまざまな問題を社会心理学,人間関係諸理論の視点から総括的に取り扱った書物である。それらの問題とは患者との関わりであり,医師との関係であり,経営組織の中での対応であり,同僚たちとの日常的なやりとりである。こうした問題のひとつひとつが社会心理学の視点から解析され,説明され,解決のヒントが与えられていく。多くの読者は「そういうことであったか」と納得し目を開かされていくに違いない。本書は看護現場における実用の書であり,現代社会心理学研究の諸理論を現実の具体的状況にそくして理解させてくれるすぐれた概説書である。