『みるよむ生涯発達心理学』書評


●北日本新聞朝刊2000年8月24日

心の成長中高年期まで追う
「みるよむ生涯発達心理学」刊行
高齢化社会へ提言も
富山大教授ら執筆

 富山大教授らが執筆し,人間のこころの成長を生涯にわたって追った「みるよむ生涯発達心理学」が出版された。
 同大の四人と福井大,愛知県立大などの八人が担当し,塚野州一富山大教育学部長が編集を務めた。九つの章で構成し,前半で人間が誕生して人間関係を築き,思考力を養う成人までの成長過程をつづった。
 後半は職業選択や職場のストレス,老後など中高年期の心理を探った。バリアフリーの街づくりなど,高齢化社会に向けた提言もある。
 従来の発達心理学の対象だった生後から成人までに加え,中高年に対象を広げたのが特徴。各ページに表やグラフを載せ,読みやすくした。塚野学部長は「学生だけでなく,看護や高齢者介護に携わる人にも参考にしてほしい」と評している。