『民話による道徳授業論』書評


●読売新聞 1992年2月23日 BOOK BOOK 贈呈本拝見
 小学校教諭のため,道徳の授業の進め方を説いた専門書だが,教材として使用する民話に焦点を当て〈裏の意味〉を探っているのが興味深い。親のいいつけを守るという教訓を込めたはずの「赤ずきん」も,見方を変えれば性に関する話になる。巻末では,これまでタブー視してきた「死」についての教育を,「生の問題と表裏一体」として取り上げ,論じている。