『対人行動とパーソナリティ』書評


●対人行動学研究 第10巻 1991年11月
 (対人行動学研究会)

 かの「攻撃性」の研究で名高いArnold・H・Bass氏による著作“Social Behaver and Personality”(Hillsalde,New Jersey:Lowrence Erlbaum Associates)の翻訳書である。
 計40個からなるパーソナリティー尺度が紹介されており,多くのパーソナリティを体系化して対人行動とパーソナリティーに1つの包括的な理論を提案している。
 読みやすい,全8章からなる本文もさることながら各章の終わりに掲載された先行研究の要約,巻末の「付録・パーソナリティー尺度」の先行研究の情報収集の徹底(本,学会雑誌,学会発表,各大学の紀要などを網羅)がすばらしい。論文作成に臨む大学生や研究者にとって非常に有益な内容である。
 対人行動とパーソナリティーを研究する人にとって,本著は解説書・実用書・ハンドブックといった側面を持っている。