紛争・暴力・公正の心理学
 もくじ

はじめに

T部  攻撃と感情

1章 攻撃と道徳
1.はじめに
2.暴力の根源的原因とその激化
3.暴力を容認する道徳:道徳の多様な要素と
 柔軟な性質
4.終わりに

2章 報復の心理:その機能と功罪
1.報復と怒り
2.報復願望とその機能
3.報復願望が起こる心理メカニズム
4.結語

3章 怒りと健康
1.怒りと循環器系疾患
2.怒りと疾患に関するメカニズム
3.まとめ

4章 対人行動と感情
1.意図帰属研究から感情の対人効果研究へ
2.対人行動における行動のポジティビティと
 互酬性原理
3.情動が情動体験者の行動に与える影響
4.感情の互酬性から対人的機能へのパラダイム
 シフト
5.譲歩を引き出す感情表出
6.感情の対人的影響を検討する実験


U部  対人葛藤と対処

5章 紛争解決における寛容
1.寛容とは何か:利益とリスク
2.寛容の規定因
3.寛容理解に向けて:寛容要因は独立的か,
 依存的か
4.寛容理解に向けて:寛容は利他的な人の
 ものか
5.寛容の実現に向けて:寛容リスクは排除
 できるか

6章 謝罪と釈明
1.釈明の形式
2.釈明の効果
3.謝罪:なぜ謝るのか,なぜ謝らないのか,
 なぜ効果があるのか
4.釈明に関する好み:なぜ,われわれはある
 釈明をほかの釈明よりも好んで用いるのか
5.結論

7章 対人葛藤
1.解決方略と動機モデル
2.対人葛藤における帰属から心的状態の認知へ
3.どのような心的状態が推測されるのか

8章 交渉
1.交渉の構造
2.交渉時の認知バイアス

9章 親密な関係における暴力
1.大学生におけるデートDV
2.大学生におけるストーカー問題
3.学生相談とデートDV・ストーカー問題

10章 医療現場でのコンフリクトの予防と対処
1.医療コンフリクトの増加
2.医療コンフリクトの予防・対処の体制づくり
3.医療コンフリクトへの対処:コミュニケー
 ション・スキル
4.医療従事者のコミュニケーション・スキル
 教育:作業療法士を例に


V部  公正と現代社会

11章 組織と公正
1.心理的構成概念としての組織における公正さ
2.公正さが個人に与える影響
3.組織における公正さの実践:フェア・マネジ
 メントの実現

12章 日本社会は公正か:不平等社会における
    公正感の要因と機能
1.不平等と公正感
2.公正感の機能
3.公正な社会に向けて

13章 ジェンダーと不平等:ワーク・ライフ・バ
    ランスの視点から
1.ジェンダーと不平等
2.ワーク・ライフ・バランス
3.ワーク・ライフ・バランスの視点からみた日本の
 就業問題
4.ワーク・ライフ・バランスの視点からみた日本人
 の態度変化
5.就業行動のジェンダー比較
6.ワーク・ライフ・バランス実現のおもな阻害要因8
7.ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて

14章 地域紛争と公正
1.地域紛争における公正問題
2.紛争改善の方策
3.構造的方略による紛争解決:分配的公正アプローチ
4.心理的方略による紛争解決:手続き的公正と道徳意
 識の改善
5.地域紛争の解決に向けて


W部  集団・文化と紛争

15章 集団間紛争とその解決および和解
1.集団間紛争の原因
2.集団間紛争解決
3.最後に

16章 集団間葛藤の低減
1.集団間葛藤の心理的背景
2.偏見や葛藤の低減
3.まとめ

17章 文化間葛藤と価値観
1.葛藤と文化間葛藤
2.文化的価値観とは

18章 偏見と差別
1.オルポートによる偏見の定義
2.オルポートの偏見理論からの展開
3.偏見研究における近年の動向

19章 ステレオタイプ研究再考
1.はじめに
2.全体的な俯瞰
3.結語


X部 犯罪

20章 犯罪リスクと暴力
1.犯罪リスクを巡る社会情勢
2.犯罪リスクとは何か
3.犯罪リスクを高める要因

21章 非行集団と暴力犯罪
1.非行集団とは何か
2.集団による暴力事件の現状と問題点
3.非行集団と暴力を説明する理論的研究
4.非行集団による暴力犯罪の予防

22章 犯罪者への処罰
1.犯罪者への処罰:刑罰とは
2.厳罰化の流れ
3.死刑の存廃に関する論争
4.高齢犯罪者への処罰
5.結語

23章 少年による殺人:殺人少年の量的・質的変化
    の検討
1.はじめに
2.少年による殺人の動向とその背景
3.殺人少年の質的変化
4.殺人少年に対する類型化アプローチ
5.殺人少年類型を用いた,わが国の殺人少年の質的変
 化の検討
6.まとめ

引用文献
人名索引
事項索引
あとがき