ゆがんだ認知が生み出す反社会的行動
 その予防と改善の可能性
もくじ

第1部 認知のゆがみのメカニズム

 序章 認知主義と認知のゆがみへの注目

 第1章 認知のゆがみの背景理論
  第1節 認知のゆがみを解き明かす多面的アプローチ
  第2節 社会学的側面からのアプローチ
  第3節 生物学的側面からのアプローチ
  第4節 心理学的側面からのアプローチ
  第5節 認知のゆがみを説明する統合的理論

 第2章 認知のゆがみを説明する諸理論(包括的レビュー)
  第1節 Banduraの社会的学習理論と(選択的)道徳不活
      性化モデル
  第2節 Gibbsの認知的歪曲理論
  第3節 Berkowitzの認知的新連合主義のモデル
  第4節 Huesmannのスクリプト理論
  第5節 Crick & Dodgeの社会的情報処理モデル
  第6節 DodgeのBiopsychosocialモデル
  第7節 終わりに

 第3章 認知のゆがみの脳科学的基盤と凶悪犯事例との関連
  第1節 脳機能障害が疑われる凶悪犯の事例
  第2節 認知のゆがみを引き起こす脳機能について:前頭
      葉機能を中心に
  第3節 脳機能の欠陥がつなぐ認知のゆがみ:サイコパス
      の問題

 第4章 認知のゆがみの測定方法
  第1節 認知のゆがみを測定する際の概念的整理
  第2節 認知のゆがみを支える知識の構造
  第3節 社会的情報処理のエラーやバイアスとしての測定
  第4節 認知のゆがみの類型化理論


第2部 認知のゆがみと社会的適応

 第5章 認知のゆがみと攻撃行動
  第1節 認知のゆがみの個人内過程:社会的情報処理のゆが
      みと攻撃
  第2節 認知のゆがみの社会的過程:肯定的自己定義をめぐ
      る相互作用と攻撃
  第3節 終わりに

 第6章 認知のゆがみといじめ
  第1節 いじめ問題と研究動向
  第2節 いじめと認知のゆがみはどのようにかかわるのか
  第3節 いじめと認知のゆがみに関する研究
  第4節 いじめと認知のゆがみに関する研究の拡がり

 第7章 認知のゆがみと少年非行
  第1節 少年による事件と認知のゆがみ
  第2節 中和の技術論と少年非行:古典的アプローチ
  第3節 社会的情報処理と少年非行
  第4節 知的歪曲と少年非行
  第5節 選択的道徳不活性化と少年非行

第3部 認知のゆがみの修正と予防

 第8章 犯罪者・非行少年を対象とした認知のゆがみの修正
  第1節 米国を中心とした海外の実践研究
  第2節 国内の実践研究
  第3節 脳科学に基づく修正の取り組み:少年矯正施設での
      取り組み

 第9章 学校現場における認知のゆがみ
  第1節 教師の児童生徒理解のゆがみによる影響
  第2節 児童生徒の友人関係理解のゆがみによる影響
  第3節 心理教育の実践例
  第4節 心理教育の実践効果
  
第4部 認知のゆがみの最前線:ヨーロッパの動向

 第10章 認知のゆがみと反社会的行動:ヨーロッパの動向
  第1節 社会的情報処理理論
  第2節 選択的道徳不活性化と反社会的行動
  第3節 道徳の遅滞と道徳的領域アプローチ
  第4節 結論

 第11章 中等教育の教育者におけるEQUIPの実践
  序論
  第1節 教育者のためのEQUIP:中等学校の青年対象プログ
      ラムの目的,枠組み,使用方法
  第2節 クラス内でのポジティブな生徒間関係の促進を目的
      とした教育者のためのEQUIP活用法
  第3節 教育者のためのEQUIPの応用と結果:実証的研究と
      質的データ
  第4節 批判と今後の課題

 第12章 中学校と矯正施設における青年の認知のゆがみの増
      加,予防,軽減
  第1節 はじめに
  第2節 オランダ人青年における自己奉仕的な認知的歪曲の
      増加:性別,教育水準,民族的背景の影響
  第3節 自己奉仕的な認知的歪曲と外在化問題行動との因果
      関係
  第4節 考察

 文献
 人名索引
 事項索引
 あとがき