ワーキングメモリと教育  もくじ

まえがき

第T部 理論・アセスメント編

第1章 ワーキングメモリ理論とその教育的応用
 第1節 はじめに
 第2節 認知心理学におけるワーキングメモリの理論
  1.Baddeleyの複数成分モデル
  2.Engleらの注意制御モデル
  3.Barrouilletらの時分割型リソース共有モデル
  4.モデルの共通点と差異
 第3節 ワーキングメモリ理論の応用
  1.ワーキングメモリと課題無関連思考
  2.ワーキングメモリとステレオタイプ脅威
 第4節 認知負荷理論の教育への応用
  1.認知負荷理論とは
  2.認知負荷理論のマルチメディア研究への応用
  3.認知負荷理論の動向と評価
 第5節 まとめ

第2章 実行機能の概念と最近の研究動向
 第1節 はじめに
 第2節 実行機能とその関連概念の関係
  1.実行機能の概念
  2.実行機能とワーキングメモリの関係
 第3節 実行機能の測定とその問題点
 第4節 実行機能の個人差
  1.個人差から見た実行機能の単一性と多様性
  2.実行機能の発達的萌芽
  3.遺伝的要因の影響
  4.日常生活における実行機能の影響
 第5節 実行機能とワーキングメモリのトレーニング研究
  1.トレーニング研究の方法論的背景
  2.実験室における直接的トレーニング
  3.教育現場での包括的トレーニング
 第6節 今後の課題

第3章 ワーキングメモリの脳内メカニズム
 第1節 脳の地図
 第2節 脳とワーキングメモリ
  1.音韻ループ(PL)
  2.視空間スケッチパッド(VSSP)
 第3節 ワーキングメモリと課題の負荷
 第4節 中央実行系
 第5節 二重課題
 第6節 n-back課題

第4章 ワーキングメモリのアセスメント
 第1節 ワーキングメモリの4つの側面
  1.ワーキングメモリスパン課題
  2.ワーキングメモリの4つの側面
 第2節 ワーキングメモリとアセスメント課題
  1.子ども用ワーキングメモリテスト
  2.自動化ワーキングメモリアセスメント
 第3節 ワーキングメモリと知能検査
  1.ワーキングメモリと流動性知能
  2.ワーキングメモリとIQ
  3.ワーキングメモリと知能検査
 第4節 知能検査によるワーキングメモリのアセスメン
     トおよびその限界と活用の可能性
  1.知能検査によるワーキングメモリのアセスメント
  2.WISC-Wによるワーキングメモリのアセスメント
    の限界と活用

第U部 教育・支援編

第5章 学習を支えるワーキングメモリ
 第1節 はじめに
 第2節 Baddeley & Hitch(1974)のワーキングメモ
     リモデル
 第3節 ワーキングメモリと学習
 第4節 知的障害
  1.ダウン症
  2.ウィリアムズ症候群
 第5節 発達障害
  1.特異性言語障害
  2.注意欠如・多動性障害
 第6節 適切な支援に向けて
  1.方略の使用
  2.指導法の改善
  3.自己理解と自己制御学習

第6章 ワーキングメモリと国語の学習
 第1節 ワーキングメモリと語彙獲得
  1.言葉の獲得と言語的短期記憶
  2.言語的短期記憶と音韻認識
  3.言語的短期記憶における音声の保持および音韻
    知識とプロソディの役割
 第2節 ワーキングメモリと初期の読み
  1.言語的短期記憶と初期の読み
  2.文章理解と文字の複合化
  3.ワーキングメモリとリスニング理解の発達
 第3節 ワーキングメモリと読みの熟達
  1.状況モデルの構成におけるワーキングメモリの
    役割
  2.文章の情報処理プロセスとワーキングメモリに
    よる制約
  3.マルチメディアによる文章理解の促進
 第4節 外国語の音韻学習
  1.言語的短期記憶と外国語の音韻学習
  2.日本語母語幼児と中国語母語幼児における英語
    音韻習得能力
  3.日本語の韻律が英語音声の分節化に及ぼす影響

第7章 ワーキングメモリと算数の学習
 第1節 算数領域における概念とスキルの発達
  1.算数学習の基盤としてのインフォーマルな数量
    概念
  2.乳幼児期のインフォーマルな数量概念の発達
  3.計数の方略の発達と計算スキルの熟達化
 第2節 ワーキングメモリと基礎的な算数の学習
  1.二重課題による計算とワーキングメモリとの関
    連性の検討
  2.計算スキル,算数学力,ワーキングメモリとの
    関連
  3.算数の学習困難とワーキングメモリ
 第3節 ワーキングメモリと数学的問題解決
  1.数学的問題解決のプロセス
  2.数学的問題解決のプロセスとワーキングメモリ
  3.数学的問題解決の支援とワーキングメモリ

第8章 子どもの認知的特性をふまえた支援技術
 第1節 特別な学習支援を必要とする子どもたち
 第2節 支援アプローチに基づく支援技術の分類
 第3節 ワーキングメモリの困難に配慮した特別な支援
  1.語彙量の少ない子どもへの語彙学習支援
  2.読み困難のある子どもへの読み学習支援
  3.書き困難のある子どもへの書き学習支援
  4.読解困難のある子どもへの読解学習支援
 第4節 ワーキングメモリの困難を支援する技術科学と
     その必要性

第9章 ワーキングメモリと授業研究
 第1節 ワーキングメモリの小さい子どもの授業態度
  1.ワーキングメモリと学習との関連
  2.ワーキングメモリの小さい子どもの授業態度
  3.ワーキングメモリの小さい子どもの授業態度と
    環境要因
 第2節 クラスでワーキングメモリの小さい子どもに
     対する教師の支援
  1.ワーキングメモリの小さい子どもに対する授業
    場面での支援
  2.授業への参加から学習へ
  3.ワーキングメモリ理論に基づいた授業のユニバー
    サルデザイン
 第3節 ワーキングメモリ理論に基づいた授業研究
  1.授業研究の2つのタイプ
  2.ワーキングメモリの小さい子どもの挙手をうな
    がす授業方略
  3.ワーキングメモリの小さい子どもが参加しやす
    い授業
  4.支援方略がワーキングメモリの小さい子どもの
    授業態度へ及ぼす影響
  5.ワーキングメモリ理論に基づいた授業研究の課題

引用文献
人名索引
事項索引