少年非行の行動科学 もくじ
第1部 基礎編
1章 少年非行の定義と動向
1節 少年非行の定義と少年事件手続きの概略
1 少年非行とは
2 非行少年に対する手続きの流れ
コラム@ 児童相談所
コラムA 児童自立支援施設
2節 少年非行の動向
1 警察統計
2 非行自己申告調査
コラムB 警察統計と犯罪白書
コラムC 非行統計の日米比較
2章 少年非行の原因と説明理論
1節 少年非行の関連要因・危険因子
1 横断的調査結果:非行原因に関する総合的
調査研究
2 縦断的調査結果:米国保健福祉省調査報告
書を中心に
3 非行関連要因のまとめ
コラムD 行為障害
コラムE 発達障害と非行
2節 少年非行の説明理論
1 基本的枠組み
2 非行理論の新動向:発達犯罪学を中心に
3 非行理論のまとめ
3章 凶悪・粗暴な非行の前兆と背景
1節 「人を死に至らしめる犯罪」の少年被疑者に
関する調査
1 問題の所在
2 方法
3 背景要因
4 前兆的行動
5 まとめ
コラムF 少年による殺人:欧米の知見から
2節 粗暴傾向の少年相談事例に関する調査
1 調査の目的
2 方法
3 粗暴・逸脱傾向と被虐待経験
4 粗暴性改善のプロセス
5 まとめ
4章 少年非行の諸相
1節 非行集団
1 非行集団とは
2 日本における非行集団の現状
3 非行集団に関する行動科学的研究の代表例
4 科学警察研究所の調査に基づく知見
5 今後の課題
コラムG 非行集団抵抗教育訓練
2節 女子非行
1 女子非行の発生状況と動向
2 思春期発達と女子非行
3 出会い系サイトの利用
4 まとめ
3節 被害から加害への転化
1 暴力の連鎖
2 被害が与える影響
3 被害と加害の双方向性
4 被害から加害への転化に関する理論的背景
5 保護因子
6 おわりに
第2部 実践編
5章 非行を未然に防止する活動
1節 地域社会における非行防止活動
1 非行防止の分類
2 地域の非行防止活動とは
3 非行防止活動の実施概要
4 非行防止活動を活性化するプロセス
5 非行防止活動の効果的な態様
6 まとめ
2節 警察における少年相談
1 少年サポートセンターにおける非行防止および
健全育成活動
2 少年相談の概要
3 少年相談における少年および家族への支援
4 おわりに
コラムH 修復的司法
6章 少年事件の法的手続き
1節 家庭裁判所における対応
1 家庭裁判所とは
2 家庭裁判所における少年事件手続き
3 家裁調査官による社会調査の実際
4 非行理解の方法
5 保護的措置の多様化
6 おわりに
2節 少年鑑別所における対応
1 少年鑑別所とは
2 「鑑別」とは
3 「鑑別」の方法
4 少年鑑別所での対応における「視点」
5 収容して鑑別を行う意義
コラムI 非行のリスク・アセスメント
7章 非行少年の処遇
1節 少年院における対応
1 少年院とは
2 少年院における教育の特色
3 少年院における処遇技法とその実施
4 おわりに
コラムJ SST
(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)
2節 少年刑務所における対応
1 少年刑務所とは
2 少年新受刑者の収容状況と特徴
3 少年受刑者処遇の枠組みの変遷
4 成人受刑者に対する処遇
5 川越少年刑務所における少年受刑者処遇の枠組み
6 川越少年刑務所における少年受刑者処遇の実際
7 まとめに代えて
3節 保護観察所における対応
1 保護観察とは
2 保護観察の概要
3 保護観察という枠組みの心理的な意味:保護観察
処遇の前提として
4 保護観察処遇の実際その1:保護観察の担い手と
いう観点から
5 保護観察処遇の実際その2:保護観察対象少年の
類型という観点から
6 保護観察処遇の新たな潮流
7 おわりに
8章 少年非行対策におけるエビデンスの活用
1 はじめに
2 エビデンスの産出
3 今後の方向性:エビデンスの活用
4 おわりに
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