睡眠心理学 もくじ

1章 睡眠心理学とは
 1節 心理学における睡眠研究
  1.睡眠の定義
  2.睡眠段階の判定と睡眠ポリグラム
  3.睡眠ポリグラムと睡眠深度
  4.入眠時の心像体験
  5.夢見研究
  6.眠気と生物リズム
 2節 睡眠学の創設と研究推進
 3節 睡眠心理学の課題
2章 睡眠の評価法(1)――睡眠調査・活動量――
 1節 一晩の睡眠の評価
  1.OSA睡眠調査票
  2.OSA睡眠調査票 MA版
  3.入眠感調査票
  4.Post-Sleep Inventory
 2節 睡眠・生活習慣の評価
  1.東京都神経科学総合研究所式生活習慣調査
    (TMIN-LHI: life habit inventory)
  2.文部科学研究費基盤研究(A)の研究班で
    開発された睡眠習慣調査票
  3.朝型−夜型質間紙
    (morningness-eveningness questionnaire: MEQ)
  4.生活習慣の規則性尺度(social rhythm metric: SRM)
 3節 睡眠障害・睡眠健康の評価
  1.ピッツパーグ睡眠質問票
    (Pittsburgh sleep quality index: PSQI)
  2.MSQ(mini sleep questionnaire)
  3.セントマリー病院睡眠質問票
  4.睡眠健康調査票
 4節 睡眠日誌と活動量の測定
  1.睡眠日誌
  2.活動量の測定――アクチグラフィ
  3.活動量の測定機器と測定結果の評価
  4.活動量と睡眠日誌との併用
3章 睡眠の評価法(2)――睡眠ポリグラム
 1節 実験室・検査室での記録
  1.実験および検査の際の事前留意事項
  2.測定環境
  3.実験・検査の際の留意事項と手順
  4.フィールド研究や家庭での睡眠記録に
    有効な携帯型ポリグラフ
 2節 電極の配置と計測
  1.脳波計の取り扱い
  2.電極
  3.電極の配置
  4.眼球運動の計測
  5.筋電位の計測
 3節 睡眠段階
  1.覚醒
  2.睡眠段階1
  3.睡眠段階2
  4.睡眠段階3と4
  5.レム睡眠
  6.体動
  7.睡眠変数
4章 睡眠中の生理機能の変化52
 1節 睡眠段階と睡眠経過
  1.一晩の睡眠経過の特徴
  2.睡眠の恒常性と概日性
 2節 体温と睡眠
  1.入眠期における末梢血管の拡張
  2.徐波睡眠中の発汗作用
  3.体温の概日リズム 
 3節 睡眠中の自律神経系活動
  1.循環器系
  2.呼吸器系
  3.筋交感神経系活動
  4.皮膚電気活動
 4節 睡眠中の内分泌活動
  1.成長ホルモン
  2.コルチゾールと副腎皮質刺激ホルモン
  3.メラトニン
  4.プロラクチンと黄体形成ホルモン
  5.甲状腺刺激ホルモン
 5節 睡眠と覚醒の神経調節
  1.覚醒の神経調節
  2.睡眠の神経調節
  3.レム睡眠の神経調節
5章 睡眠の個人差75
 1節 長時間睡眠者と短時間睡眠者
  1.睡眠の量による分類:長時間睡眠者と短時間睡眠者
  2.長時間睡眠者と短時間睡眠者の睡眠内容
  3.長時間睡眠者と短時間睡眠者の性格特性
  4.長時間睡眠者と短時間睡眠者の心理的・身体的問題
 2節 安眠型と不眠型
  1.睡眠の質による分類:安眠型と不眠型
  2.安眠型と不眠型の睡眠内容
  3.安眠型と不眠型の性格特性
  4.安眠型と不眠型の心理的・身体的問題
 3節 朝型と夜型
  1.睡眠の位相(時間帯)による分類:朝型と夜型
  2.朝型と夜型の睡眠内容
  3.朝型と夜型の性格特性
  4.朝型と夜型による心理的・身体的問題
 4節 睡眠習慣の規則性
  1.睡眠習慣の規則性による分類:規則型と不規則型
  2.規則型と不規則型の睡眠内容
  3.規則型と不規則型の性格特性
  4.規則型と不規則型による心理的・身体的問題
6章 生体リズムと睡眠96
 1節 概日リズム(サーカディアンリズム)
  1.生体リズムの種類
  2.内因性リズムと外因性リズム
  3.同調因子
  4.光と概日リズム
  5.ヒトの概日リズムの周期
  6.内的脱同調
  7.時差症状
  8.夜勤と交代制勤務
  9.ブルーマンデー
 2節 インフラディアンリズム
  1.1週間のリズム
  2.1か月のリズム
  3.1年のリズム
 3節 ウルトラディアンリズム
  1.BRACとウルトラディアンリズム
  2.覚醒水準におけるウルトラディアンリズム
  3.ウルトラディアンリズムにおけるマスキング
  4.大脳半球機能差と交替賦活仮説
  5.認知活動おけるウルトラディアンリズム
  6.半日リズムとウルトラディアンリズム
7章 睡眠−覚醒リズムと発達118
 1節 新生児・乳幼児の睡眠−覚醒リズム
  1.睡眠−覚醒リズム
  2.睡眠時間
  3.睡眠構造
  4.新生児の睡眠−覚醒リズム
  5.乳幼児の睡眠−覚醒リズム
 2節 児童・生徒の睡眠−覚醒リズム
  1.夜型化
  2.夜型化の弊害
  3.仮眠(居眠りや昼寝)
 3節 成人の睡眠−覚醒リズム
  1.現代人の睡眠
  2.労働者を取り巻く環境
  3.女性に特有の睡眠問題
 4節 高齢者の睡眠−覚醒リズム
  1.高齢者の睡眠問題
  2.高齢者のライフスタイル
  3.ライフスタイルと睡眠問題
  4.適応
8章 入眠期の精神生理学138
 1節 入眠期とは
  1.入眠期の特徴
  2.入眠期の開始と終了
 2節 入眠期と標準判定基準
  1.標準判定基準における入眠期
  2.入眠期研究に標準判定基準を用いることの問題点
 3節 入眠期の脳波
  1.定性的な手法による入眠期の分類
  2.定量的な分析方法による入眠期脳波の特徴
9章 入眠期の主観的体験148
 1節 睡眠感
  1.覚醒感と入眠感
  2.入眠期の脳波段階と入眠感
  3.覚醒水準と入眠感
 2節 入眠時心像
  1.入眠時心像と入眠時幻覚
  2.入眠時心像の研究法
  3.入眠時心像の特徴
  4.入眠時心像と脳波活動
  5.入眠時心像と情報処理過程
10章 レム睡眠と夢159
 1節 レム睡眠中の夢
  1.急速眼球運動の発見
  2.レム・ノンレム睡眠の特徴と心理的体験
  3.ノンレム睡眠とレム睡眠の夢
  4.レム睡眠中の夢の鮮明度
  5.レム睡眠中の神経機構と夢見体験
 2節 レム睡眠中の眼球運動と視覚情報処理
  1.レム睡眠中の脳機能イメージング
  2.夢見体験と急速眼球運動
  3.レム睡眠中の視覚情報処理
 3節 自覚夢
  1.自覚夢と睡眠ポリグラム
  2.自覚夢とアルファ波
 4節 金縛り体験
  1.金縛り体験とは
  2.ナルコレプシー患者における入眠時幻覚
  3.金縛り体験中の睡眠ポリグラム 
  4.金縛り体験の発生要因
11章 睡眠中の情報処理過程178
 1節 睡眠中の応答
 2節 事象関連電位の計測
  1.事象関連電位(ERP)
  2.代表的なERP成分
 3節 睡眠中の見張り番機構
  1.見張り番機構
  2.ノンレム睡眠の見張り番機構
  3.レム睡眠の見張り番機構
  4.レム睡眠中の急速眼球運動の有無による
    処理過程の違い
  5.睡眠構造と見張り番機構
 4節 睡眠中の言語情報処理
  1.睡眠中のカクテルパーティ効果
  2.意味的逸脱の検出
12章 睡眠と記憶192
 1節 睡眠と記憶
  1.宣言的記憶と手続き的記憶
  2.睡眠と干渉説
  3.睡眠による記憶の促進効果
  4.運動技能における睡眠の効果
  5.断眠と運動技能学習
 2節 ノンレム睡眠と記憶
  1.ノンレム睡眠と手続き記憶
  2.ノンレム睡眠と宣言的記憶
 3節 レム睡眠と記憶
 4節 連続処理仮説
  1.連続処理仮説とは
  2.連続処理仮説と徐波睡眠
  3.連続処理仮説とレム睡眠
  4.2段階仮説
 5節 睡眠中の脳波活動と記憶
  1.睡眠紡錘波と宣言的記憶
  2.睡眠紡錘波と手続的記憶
  3.デルタ波と記憶
13章 ストレスと不眠212
 1節 不眠症とは
  1.はじめに
  2.不眠の定義
  3.不眠症の分類
  4.不眠は気のせい?
  5.不眠モデル
 2節 ストレスと不眠
  1.ストレスとは
  2.職場でのストレスと不眠
  3.就床前のストレスと不眠
  4.性格特性と不眠
  5.強すぎるストレスと不眠
 3節 第1夜効果
  1.第1夜効果と睡眠構造の変容
  2.入眠期における第1夜効果
  3.終わりに
14章 就寝前の活動と睡眠環境229
 1節 就寝前の活動と睡眠環境の考え方
 2節 生体リズムを考慮した寝室環境および就寝前活動
  1.温度と湿度
  2.照明と睡眠
 3節 運動と入浴による体温上昇と睡眠
  1.運動と睡眠
  2.入浴と睡眠
  3.加温と睡眠
 4節 就寝前活動とリラクセーション
  1.睡眠儀式
  2. 音楽と睡眠
 5節 睡眠環境と快適性
15章 睡眠改善法(1)
    ――不眠の行動療法・認知行動的介入技法――
 1節 不眠の行動療法
 2節 認知行動的介入
  1.睡眠衛生教育
  2.弛緩法
  3.刺激制御療法
  4.睡眠時間制限療法
  5.逆説的志向
  6.認知療法・認知再構成法
  7.不眠の認知行動療法
 3節 時間生物学的治療法
 4節 アセスメントの重要性と介入上の課題
16章 睡眠改善法(2)
    ――地域・教育現場における認知行動的介入の応用――
 1節 高齢者の睡眠改善
  1.高齢期のライフスタイルの見直しの重要性
  2.沖縄の高齢者に学ぶ
  3.地域高齢者における短い昼寝と夕方の軽運動の
    睡眠改善効果
  4.高齢者の睡眠と心身健康,加齢に伴う個人差の増大
  5.睡眠健康活動のシステム化
     ――認知・行動学的介入と自己調節法の普及
  6.睡眠健康改善支援ツールの提供と人材の活用
 2節 教育現場における睡眠改善技術の応用
  1.夜型化と睡眠時間の短縮化,不規則化の進行
  2.遅刻と欠席日数の増加への対処
     ――生活習慣チェックリストと睡眠日誌の活用
  3.健康維持と能力発揮のためのスリープマネージメント
  4.不規則な睡眠と習慣行動の改善
17章 覚醒と起床後の眠気267
 1節 覚醒の種類と,覚醒の生じやすさ
 2節 睡眠慣性
 3節 睡眠慣性の予防法
 4節 自己覚醒法
 5節 終わりに
18章 覚醒と眠気の評価法273
 1節 眠気の自己評定法
  1.SSS(Stanford sleepiness scale)
  2.KSS(Kwansei-gakuin sleepiness scale)
  3.KSS(Karolinska sleepiness scale)
  4.VAS(visual analog scale)
  5.POMS(profile of mood states)
  6.自覚症調べ
  7.ESS(epworth sleepiness scale)
 2節 眠気の客観的・他覚的測定方法
  1.MSLT(multiple sleep latency test)
  2.MWT(maintenance of wakefulness test)
  3.SPT(sleep propensity test)
 3節 眠気の生理的測定法
  1.脳波
  2.事象関連電位(event related potential: ERP)
  3.緩徐眼球運動(slow eye movement: SEM)
 4節 作業成績の測定
  1.作業成績と動機づけ
  2.反応の計測
  3.ヴィジランス課題(vigilance task)
  4.認知課題
19章 日中の眠気295
 1節 眠気の定義
 2節 覚醒水準と眠気
  1.覚醒(arousal)
  2.ヴィジランス(vigilance)
  3.アラートネス(alertness)
 3節 眠気と居眠り事故
  1.居眠り事故の発生率
  2.居眠り事故の発生時刻
  3.眠気による人的・経済的損失
 4節 眠気の要因――睡眠不足と昼食――
  1.睡眠不足と日中の眠気
  2.食事と午後の眠気
 5節 眠気の要因――眠気の時間特性――
  1.24時間の睡眠傾向
  2.24時間リズムの眠気
  3.12時間リズムの眠気
  4.2時間リズムの眠気
20章 断眠と睡眠延長313
 1節 睡眠不足は事故の危険性を高める
 2節 断眠が行動に及ぼす影響(断眠の急性効果)
 3節 夜更かしは健康を損なう(断眠の慢性効果)
 4節 睡眠延長は健康を損なうか
 5節 終わりに
21章 仮眠の効果319
 1節 仮眠の定義と種類
 2節 午後の眠気対策としての短時間仮眠法
 3節 効果的な短時間仮眠のとり方
  1.効果的な仮眠の長さ
  2.効果的な仮眠時刻
  3.仮眠の習慣
 4節 仮眠による悪影響
  1.起床後の睡眠慣性
  2.夜間の入眠困難
 5節 仮眠後の睡眠慣性の低減法
  1.カフェイン
  2.高照度光
  3.洗顔
  4.音楽
  5.自己覚醒法
 6節 夜勤における仮眠の効果