インターネットにおける行動と心理◆バーチャルと現実のはざまでもくじ

日本語版への序
序章

第1章 心理学とインターネットを同じ文脈に
 1 道具とインターネットの心理学
2 インターネットの簡単な紹介
3 会わずに話すこと:メディアコミュニケーションの心理学的な重要性を概括する
   書き言葉
   電信
   電話
   無線コミュニケーション
   携帯電話による文字メッセージ
   メディアコミュニケーション――歴史から学べること

第2章 道具から行動へ
 1 道具の特徴と行動
   同期性
   伝達される手がかり
   帯域幅とコストの束縛
   匿名性
   情報の送り手と受け手の排他性
   メディアを5つの次元に位置づける
   アフォーダンスとインターネット
 2 メディアコミュニケーションのモデル
   手がかり濾過アプローチ
   手がかり濾過アプローチに関する批判
 3 自己注目モデル
   二重の自己意識
   没個性化効果の社会的アイデンティティ的解釈(SIDE)とCMC
   SIDEに対する批判
   合理的行為者と創発特性の関係:技術的決定論に替えて

第3章 インターネット行動の個人的/対人関係の否定的側面
 1 インターネット依存症
   診断基準を再考する
 2 フレーミングと反社会的行動
   「フレーミング」の実証的証拠
   フレーミング合戦と議論の構造
   外集団のステレオタイプ化とフレーミング
   どのよにフレーミングは広まるのか?
   フレーミングの説明
 3 インターネット上の人間関係:すぐに親密になりすぎる?
   オンラインの人間関係におけるウソ
   オンライン上の関係の理想化

第4章 抑うつ,ウソ,ポルノ:オンライン生活の暗黒面
 1 インターネット利用と心理的健康
   インターネット・パラドックス研究に関する批判
   インターネット・パラドックスを支持する
   ピュー財団「インターネットとアメリカ人の生活」プロジェクト
   ホームネット研究のサンプルを再考察する
   結論
 2 オンラインでのソーシャル・サポート:有害なアドバイス,迫害,逸脱の中心化の危険性
 3 オンライン・コミュニティにおけるウソと性別偽装
   性別とコミュニケーション・スタイル
   オンライン・コミュニティにおけるウソ
   オンライン上のウソと罪に関するケース・スタディ:ノーホェアーマムの死
 4 脱抑制とWWW
   ウェブ行動の研究
   インターネット・ポルノグラフィ
   インターネット上でのポルノ消費に対する心理学的視点
   WWW上での脱抑制的で逸脱した行動の説明

第5章 インターネット上の個人内・個人間行動:肯定的な側面
 1 ユートピア的理想主義と新しいテクノロジー
 2 インターネット依存症再考
   誰が何のためにインターネットを使いすぎているのか?
 3 インターネットの肯定的な側面とアイデンティティ
 4 オンライン・アイデンティティと現実生活
   インターネット上での活動と周縁的なアイデンティティ
   可能自己とインターネットアイデンティティ
   自己を偽ることと可能自己
 5 メディア選択,印象操作とメタ認知
   印象形成とインターネット
 6 対人相互作用
   メディアコミュニケーションの利点
   超個人的相互作用と社会的情報処理
   インターネットにおける過度な社会的行動
   自己開示とCMC
 7 インターネット上の恋愛関係
   恋愛関係を形成し,発展させるためにインターネットを利用する
   インターネットとオンライン上の魅力
   オンライン上の人間関係の予知
   インターネット利用で既存の関係を強める

第6章 共有とネットサーフィン:オンライン・コミュニケーションとウェブ・ブラウジングの利点
 1 バーチャル・コミュニティ:オンラインに「属する」ことの利点
 2 弱い紐帯の強さとバーチャル・コミュニティ
 3 オンライン上の情緒的サポート
   オンライン上でのソーシャル・サポート:その内容
   オンライン・サポートを求めているのは誰?
   オンラインのソーシャル・サポートの心理的プロセスと利点
 4 インターネットとQOL
   シャルロットのホームページ:ある女性の話
 5 ウェブ・ブラウジングに動機づけられることの肯定的な側面
   インターネット上でのファン精神:「安全な」環境の根拠
 6 肯定的なインターネット利用の応用と意味

第7章 インターネット行動を理解するためのフレームワーク
 1 インターネット利用者の特徴
   インターネットの戦略的利用
   インターネット利用者の特性
   インターネット利用と動機
 2 メディアの効果
   インターネット利用上の個別の効果と全体的な効果
   インターネット利用の予測された効果と創発効果
   予測効果と創発効果を結びつける
   メディアの効果と利用者との相互作用
 3 SMEEの意味と応用
   他のモデルとの関連
   インターネット依存症とSMEE
   脱抑制的なコミュニケーション
   インターネット利用とメンタルヘルス

第8章 過去に学び,明日を展望する
 1 インターネットはコミュニケーションに関するものであり,コンテンツに関するものではない
   社会/情報のメタファーの経済的側面
 2 帯域幅とインターネット心理学
 3 インターネット行動の設計
 4 インターネット行動に心理学研究を適用する
   オンライン・カウンセリングとサポート
   教育工学
   教育におけるCMCの利点
   CMCを利用した教育の問題点
   教育用CMCを充実させるための心理的プロセスの利用
   電子商取引
 5 将来的な技術発展,過去の行動

引用文献
邦訳文献
人名索引
事項索引
訳者あとがき
著者・訳者紹介