日本における心理学の受容と展開 もくじ

 緒  言

第 I 部 日本の心理学―連続と断絶の文脈
 第1章 近代心理学の成立―精神物理学から実験心理学へ
 第2章 江戸〜明治初期における思想・学問状況の中の心理学
     ―明治以前の日本に心理学は存在したか?
 第3章 明治中期までの心理学とそれを支えた状況

第 II 部 自立した心理学研究者の誕生―元良勇次郎を中心に
 第1章 概 説―心理学者・元良勇次郎の活動
 第2章 留学以前の元良勇次郎
 第3章 アメリカ留学時代の元良勇次郎
     ―ボストン大学及びジョンズ・ホプキンス大学保存文書・資料を用いて
 第4章 心理学者の誕生:元良勇次郎の活動
     ―1888(明治21)〜1904(明治37)年を中心に
 第5章 心理学者・元良勇次郎と教育・発達・異常・障害領域の関わり
 第6章 元良勇次郎の参禅体験とその余波―東洋的自我を心理学的に考える道
 第7章 明治期の帝国大学教授の海外出張と国際会議出席
     ―公文書(文部省、外務省関連)、私文書(報告、エッセイ、手紙)からの再構成
 第8章 元良勇次郎の心理学説
 第9章 元良の周囲の心理学関連人材と明治期の心理学関連留学
 付 録 元良勇次郎の論文・記事リスト

第 III 部 大学研究室の整備と学範(ディシプリン)の成立
 第1章 概 説―日本の心理学における制度・学範の展開と海外交流
 第2章 東京大学における心理学実験室の成立と実験機器の整備
     ―備品台帳を手がかりに
 第3章 初期の東京帝大心理学専修生とその進路・業績
       ―1905・1906(明治38・39)年卒業生を中心として
 第4章 東北帝国大学心理学研究室における心理学の展開
 第5章 京城帝国大学における心理学研究の展開
     ―特にソウル大学所蔵「初期実験心理学機器」と「実験実習レポート」を手がかりに
 第6章 全体主義による心理学革新運動とその挫折
     ―高等学校心理要目のゲシュタルト心理学化を巡る争い

第 IV 部 社会の中の心理学―社会的問題への取り組みの広がり
 第1章 概 説:応用心理学とその成立
 第2章 実際的研究の機運:現場と心理学
 第3章 変態心理学の消長と透視・念写問題―雑誌『変態心理』を中心に
 第4章 精神分析の受容・展開と心理学者
 第5章 血液型気質相関説の成立を巡って
     ―大正末期〜昭和初期におけるある気質論の成立背景
 第6章 戦前期体制と心理学―優生学・軍事・教育と心理学

 結  語―本論文の特徴と意義
 要  旨
 謝  辞

 年 表/人名索引/事項索引

 出版にあたってのあとがき