心理学におけるフィールド研究の現場もくじ

◆PartT◆フィールド研究とは何か
1章 フィールドワーク,現場心理学,フィールド研究
 1.心理学におけるフィールド研究の位置づけ
 2.フィールド研究者の位置
 3.フィールド研究のウラ側
2章 フィールド研究のプロセス
 1.フィールド研究とは何か
 2.フィールドに出る前に
 3.フィールドワークのプロセス
 4.フィールド観察から執筆へ
 5.まとめ

◆PartU◆フィールド研究の現場
□家族というフィールド□□□
3章 母子のやりとりを観る
 1.フィールドと私
 2.フィールドに入り込む→のめり込む
 3.私の観た母子のやりとり――母親による子どもの代弁
 4.ママたちとの約束
4章 父親たちのいるところ
 1.フィールドと私
 2.父親と会う際に気をつけたこと・気になったこと
 3.失敗談――父親どうしを仲良くさせるのは難しい?
 4.研究からわかったこと/なぜフィールド研究をするのか
5章 家族関係のダイナミズムを観る
 1.フィールドと私
 2.夫婦関係・家族関係に関する“擬似的フィールド研究”について

□学校というフィールド□□□
6章 通園したから見えたこと
 1.フィールドと私
 2.スムーズな入園とさりげない観察
 3.観察からさぐる保育者の意図
 4.園から離れないわけ
7章 ぼくが小学校に通うわけ――つくるために知る
 1.フィールドとぼく――小学校しかなかった
 2.教育を「つくる」手段としての心理学
 3.学校現場との関係の構築
8章 スクールカウンセリングと研究
 1.フィールドと私
 2.学級風土研究のプロセス
 3.学級風土研究の成果
 4.学校現場のおもしろさ

□福祉というフィールド□□□
9章 高齢者「介護」の情報――地域をたずねる
 1.フィールドと私
 2.フィールドの居心地
 3.フィールドの感触
 4.介護戦略の視点からの高齢者
10章 「障害」をもつ人たちへのアプローチ
 1.フィールドと私
 2.より豊かなデータを得るために
 3.研究をまとめていくために
 4.結びに代えて――フィールド研究の副産物
11章 被災者のメンタルヘルス
 1.フィールドと私
 2.災害フィールドで傷つけないために,傷つかないために
 3.災害フィールド研究の難しさ
 4.被災者研究のすすめ

□地域というフィールド□□□
12章 語りの風景をひらく――戦中期ダバオ移民の体験を聞く
 1.フィールドと私
 2.語りの風景をひらくための工夫
 3.〈語り−聞く〉過程を編む
 4.語り,聞くことは世代間をつなぐこと
13章 過疎地域の活性化――鳥取県智頭町における人間科学のフィールドワーク
 1.フィールドと私
 2.目的と価値観
 3.1次モードと2次モード
 4.ローカルからインターローカルへ
 5.研究者の役割――理論
14章 駅前商店街のごみ捨て――首都圏中都市でのフィールド実験
 1.フィールドと私
 2.商店街での実施ができるまで
 3.商店街の実験で得たこと
 4.フィールド研究で出会ったもの

□社会現象というフィールド□□□
15章 ロックバンド「聖飢魔U」のファン
 1.フィールドと私
 2.「仲魔」のなかへ
 3.フィールドのなかの「私」
 4.信者であるということ
 5.フィールドを見つめることは自分自身を見つめること
16章 「マインド・コントロール」現象
 1.フィールドと私
 2.マインド・コントロール研究の成果とプロセス
 3.マインド・コントロール研究のすすめ
17章 トゥルカナといっしょにすごすこと――フィールドワークを支える最小・最大限の前提
 1.フィールドと私
 2.ナキナイの実際
 3.ナキナイのつらさと対策
 4.ぎっくり腰
 5.最小限・最大限の前提

◆PartV◆反省的思考と展望
18章 フィールド研究の倫理
 1.はじめに
 2.学会の倫理規定
 3.フィールド研究の倫理
 4.フィールドの倫理
 5.おわりに
19章 心理学者にとってのフィールド研究
 1.昨今の日本の心理学界をとりまく状況変化
 2.「フィールド研究さえすれば」ではダメ
 3.心理学者がフィールド研究をする意味
 4.多言語話者としてのフィールド研究者
 5.フィールド研究を支える理論
 6.フィールド研究での見解の違い――共同作業へ
 7.なぜフィールド研究をするのか――基本的な問いへ立ち返る
20章 フィールド研究と出版
 1.本書出版までの紆余曲折
 2.問題のありか
 3.表現と規制のせめぎあい
 4.フィールド研究と出版