おもしろ思考のラボラトリーもくじ

序章 試行研究パースペクティブ
 問題解決と思考──試行錯誤か洞察か
 学習の転移──同一要素か一般原理か
 問題解決と認知心理学
 コンピュータの思考と人間の思考
 思考のベクトル表現
1 アナロジー──問題解決の柔軟性を支える心的メカニズム
 アナロジーとは何か
 アナロジーと類似性
 目標レベルでの類似性
 自発的なアナロジーの促進
 アナロジーのさらなる理解に向けて
 おわりに
2 協同的問題解決──みんなで力を合わせることの心理学
 日常生活のなかでの協同作業
 理論的背景
 従来の協同的問題解決研究
 協同的問題解決過程で生じる諸現象──情報統合型問題解決を例として
 今後の課題
3 帰納的推論──仮説検証の心理を探る
 演繹、帰納、仮説検証
 ウェイソンの246課題と確証バイアス
 確証バイアスの再考
 仮説検証の各段階における維持特性
 まとめ
4 演繹的推論──人間は合理的な思考が可能か
 ルールかモデルか?
 マッチングバイアスと関連性
 演繹を意思決定としてとらえる
 選択の理由の内省
 認識効用かマッチングか?
 今後の課題と提言
5 批判的思考──よりよい思考を求めて
 批判的思考とは何か
 批判的思考と認知心理学の関係
 ふたたび、批判的思考とは何か
 批判的思考と心理学の関係
 批判的思考の研究
 大学生における批判的思考態度と能力
 批判的思考力の育成
 批判的思考を考えることのおもしろさ
6 想像的思考──創造的な問題解決力を高める
 柔らかい頭と快適な生活
 日常の問題解決
 創造的に問題を解決するには
 創造的思考の促進法
 おわりに
7 メタ認知──思考を制御・修正する心の働き
 まちがいに気づくこと
 メタ認知の概念的定義と測定法
 メタ認知による思考の制御
 今後の課題と提言
8 問題解決と作文──文章を書くとき私たちは何をしているのか
 なぜ「書く」ことを研究するのか
 「書く」ことについての研究の進展
 「書く」ことの包括的モデル
 複雑でゆるやかな問題解決としての作文
 「書く」ことの教育をフィールドとして
 これからの課題
9 確率判断──あなたの直観にはクセがある
 日常生活のなかでの確率判断
 バイアス──直観的確立判断のクセ
 ヒューリスティックスによる説明
 ヒューリスティックスとは何か
 なぜ「誤る」のか?
 ヒューリスティックスの形成
 最後に
10 認知発達と教育──大きさの比較判断に関する発達モデル
 心理学の研究と教育の関係
 昔はできたのに……
 大きさの比較判断
 U字型の発達曲線
 代表的な理論
 カーミロフスミスの理論
 カーミロフスミスの理論の利点
 カーミロフスミスの理論と教育
 なぜ大きさの比較判断か
 現在、私が考えている発達のモデル
 五歳児はどのように大きさの比較判断を行っているのか
 実験とモデル、モデルとメッセージの関係
 モデルの教育的・社会的意義
 保育所・幼稚園・小学校の関係
 私の発するメッセージと教育
 「もちつもたれつ、ともに歩む」関係をつくるために
あとがき──(その3)