おもしろ記憶のラボラトリーもくじ

序章 記憶研究のパースペクティブ
 連合理論の伝統
 認知理論の伝統
 情報処理モデルの出現
 日常記憶研究の発展
1 自伝的記憶──思い出は、かくのごとく
 自伝的記憶の分布
 自伝的記憶は書き直される
 自伝的記憶は人を動かす
 自伝的記憶研究者はこれから何をしなければならないか
2 記憶と対人認知──文脈効果とステレオタイプ的判断をめぐって
 対人認知の文脈効果
 意識化の影響
 二つの情報処理過程──自動的過程と統制された過程
 ステレオタイプ的知識を反省する文脈効果
 ふたたび、自動的過程は悪か?
 ステレオタイプ的判断の回避に意識は不可欠か?
 ステレオタイプに一致しない対人認知構造
 二つの対比的な情報処理過程による説明
 対人認知の文脈効果と「プライミング効果」
3 記憶と感情──いま、改めて感情とは何かを問い直すために
 一つめの扉──バウアーの実験とモデル
 隣の家とつながっていた扉──認知と臨床の接点
 ここにはいくつもの扉がつながっている──認知─感情研究の迷い道
 正しい扉はどこにあるのか?──実験室と現実を結ぶ研究と行く末
4 展望的記憶──意図の想起のメカニズム
 展望的記憶とは何か
 学際的研究テーマとしての展望的記憶
 展望的記憶の見分け方
 タイミングと自発性
 展望的記憶をどのように調べるか
 アインシュタイン型パラダイムの登場と繁栄
 アインシュタイン型パラダイムの問題点
 スキルとしての展望的記憶
 存在想起と内容想起の神経基盤
 展望的記憶研究の今後の課題
5 記憶と意識──どんな経験も影響はずっと残る
 無意識を科学的に解明する
 (超)長期的記憶現象
 マイクロステップ計測による客観的絶対評価
 おわりに
6 記憶と知識──認知の過程を支えるベースとしての知識
 意味記憶の研究
 スキーマの研究
 手続き的知識
 おわりに
7 場所の記憶──人間はどのように空間を認知するのか
 空間─あまりに巨大な物からあまりに小さい物まで
 日常空間での移動
 地図を見る場合と移動する場合
 移動
 個人空間の広がりと視覚障害
8 行為の記憶──驚異の実演パワー
 SPTs研究のあらまし
 行為の記憶は無意識?
 今後の課題
9 作動記憶──情報の処理と保持を支えるダイナミックなシステム
 短期の二重記憶モデル
 バドリーの作動記憶モデル
 ジャストとカーペンターのモデル
 おわりに
10 メタ記憶──覚えること、思い出すこと、忘れることに立ち向かう心
 思うようにならない記憶
 記憶を支え、あやつる認知過程
 覚えること・覚えられないことへの自覚と対処
 思い出すこと・思い出せないことへの自覚と対処
 メタ記憶の発達的側面
 メタ記憶の社会的側面
 メタ記憶研究の今後に向けて
あとがき──(その1)