目撃証言の研究もくじ

はじめに
序論 目撃者取り調べのルール
 はじめに
 第1節 犯人の容貌等の特徴の描写
 第2節 写真面割
 第3節 単独面通しの問題
 第4節 複数面接方式

第1編 心理学からのアプローチ

第1部 目撃証言の信頼性に関わる要因
 第1章 目撃証言と記憶の過程─符号化,貯蔵,検索─
  第1節 目撃証言に影響する諸要因の区分
  第2節 符号化への影響要因
  第3節 記憶の貯蔵への影響要因
  第4節 記憶からの情報検索への影響要因
  第5節 フィールド実験による目撃の識別
  結語
 第2章 既有知識が目撃証言に及ぼす影響─スキーマとステレオタイプ─
  第1節 記憶とスキーマ
  第2節 記憶とステレオタイプ
  第3節 顔の記憶における既有知識の影響
  おわりに
 第3章 情動が目撃証言に及ぼす影響─情動の喚起と凶器注目効果─
  第1節 情動と記憶の関係:従来の理論
  第2節 強い情動が記憶を促進するか,妨げるか:一般的な考え方
  第3節 強い情動的覚醒下の記憶に関する実証的研究
  第4節 強い情動喚起場面そのものの記憶
  第5節 凶器注目効果
  第6節 結論
  第7節 新たな展開
 第4章 目撃証言の情報収集手続き─Wellsの提言をもとに─
  第1節 人物描写の聴取
  第2節 合成写真(画)
  第3節 マグショット
  第4節 フォト・スプレッド
  第5節 ラインナップ
  第6節 声,衣装,その他の物品の同定
  第7節 催眠術

第2部 目撃証言の心理学的基礎
 第5章 「見る」ことの意味─知覚─
  第1節 推論説:間接知覚理論
  第2節 生態光学:直接知覚理論
  第3節 直接か間接かを越えて
 第6章 覚えること,思い出すこと─記憶─
  第1節 記憶の区分
  第2節 短期記憶
  第3節 長期記憶
  第4節 その他の特徴的な記憶
 第7章 顔を見分ける,顔がわかる─顔の知覚と記憶─
  第1節 顔の知覚
  第2節 顔の記憶の基本的特徴
  第3節 日常場面での顔の記憶
  第4節 社会的技能としての顔の記憶
 第8章 日常記憶─場所と時間の記憶─
  第1節 日常記憶研究の背景
  第2節 空間の記憶
  第3節 時間の記憶
  第4節 日常記憶の特徴と制約
 第9章 出来事の記憶と誘導尋問─事後情報効果─
  第1節 誤情報効果研究の概観
  第2節 誤情報効果の原因は何か?
  第3節 何が誤情報効果に影響するのか?
  第4節 オリジナルの記憶はどこへ行くのか?
  第5節 実験室から現実の世界へ
 第10章 意思決定の論理─推論と判断─
  第1節 信号検出理論と記憶検索課題
  第2節 Bayesの定理あるいは確率的意思決定の規範性をめぐって

第3部 証言過程の分析
 第11章 目撃証言と対人的要因─バイアス,パーソナリティ,対人的相互交渉─
  第1節 目撃証言や供述に影響を及ぼす自己中心的・利己的バイアス
  第2節 供述・判決に及ぼすパーソナリティの影響
  第3節 公正世界の信奉
  第4節 目撃証言や供述に及ぼす対人感情と身体的魅力の影響
  第5節 目撃証言を歪ませる要因
  第6節 目撃証言における対人相互作用の影響
  第7節 目撃証言に及ぼす被暗示性の効果:「操作された」目撃証言
 第12章 共同で思い出す─目撃証言における共同想起─
  第1節 共同想起とは
  第2節 共同想起と目撃証言
  第3節 従来の共同想起研究の何が問題なのか
  第4節 事実の構成
  第5節 体験の存在/不在の判別をいかに実行するか
  第6節 最後に
 第13節 目撃証言の真偽判断とその方法
  第1節 心理学における予測性と了解性:供述分析の基本理念
  第2節 Undeutsch,Trankellの供述分析法
  第3節 わが国の実情からみた供述分析
  第4節 供述分析の具体的な手順と方法
  おわりに
 引用文献

第2編 法律学からのアプローチ

第1章 日本における犯人識別手続きの問題点
 はじめに
 第1節 日本型人物識別の概観
 第2節 ケース研究・ある放火事件の目撃証人(類型Cで誤った目撃供述の事例)
 第3節 類型別にみた16事例の目撃証人の識別手続き
 第4節 日本型人物識別の批判的検討
 おわりに
第2章 アメリカにおける犯人識別手続き
 はじめに
 第1節 Wade,Gilbert,Stovall判決
 第2節 弁護人依頼権
 第3節 デュー・プロセス保障
 第4節 考察
 第5節 修正4条との関わり
 第6節 まとめにかえて
第3章 アメリカにおける専門家証言の許容性
 はじめに
 第1節 アメリカ法の概観
 第2節 弁護人依頼権
 第3節 デュー・プロセス
 第4節 専門家証言
 第5節 三判例の登場
 第6節 その後の動向
 第7節 むすびとして
第4章 アメリカ判事訴訟における心理学鑑定の許容性
 はじめに
 第1節 反対尋問は安全保障となるか
 第2節 説示は安全保障となるか
 第3節 陪審は安全保障となるか
 第4節 心理学鑑定は安全保障となるか
 第5節 心理学鑑定の許容性
 第6節 とくに2点について
 第7節 おわりに
第5章 イギリスにおける犯人識別手続き
 はじめに
 第1節 「1984年警察及び刑事証拠法」と「実務規範」
 第2節 「実務規範D」にみる目撃証人による犯人識別手続き
 第3節 「実務規範D」に違反して獲得された識別証拠の取り扱い
 むすび
第6章 ドイツにおける目撃証人の取り扱い
 第1節 誤判研究に現れた目撃証言
 第2節 目撃証言・識別の法的問題
 第3節 目撃証言の心理学的研究

人名索引
事項索引