ヒトらしさとは何かもくじ

プロローグ
 1 ヴァーチャルリアリティとは何か
 2 ヴァーチャルリアリティの実例
 3 ヴァーチャルリアリティの実現に必要な知識
 4 ヴァーチャルリアリティ・ドリーム
 5 ヒトらしさをめぐる日常
 6 ヒトらしさの今日性
 7 ヒトらしさとは何かへのアプローチ
 8 本論に入る前に

セクションA ヒトらしい機械は実現できるか

A-1 リアルなヒトらしさの諸相
 1 しくみをふまえる
 2 個々のリアルさと全体のリアルさ
 3 リアリティの階梯
 4 リアリティと行為
 5 リアルなヒトらしさとは何か
A-2 認識し行動する機械
 1 電気羊の夢
 2 イキモノらしい機械
 3 ヒトらしいヒト
 4 ヒトらしい機械
A-3 対話する機械
 1 まずは対話らしさから
 2 やはり理解が必要
 3 わかることと訳せること
 4 もっと知識を
 5 常識のないやつとは話したくない
 6 ヒトはなぜ話すか
 7 音声という難物
 8 おわりに
A-4 概念をもつ機械
 1 概念の構造性
 2 「定義的属性」と公理主義
 3 日常的概念の属性と「弁別特性」

セクションB 対人行動の発達と展開

B-1 ヒトならではのやりとり──認識の共有を基盤として
 1 まずはやりとりの相手を見定める
 2 やりとりを自在に操る
 3 他者と注意を共有する
 4 母親の援護射撃
 6 概念を包むことば、「こころ」を包む行為
 7 対象化していることを対象化する
 8 なぜ「ことばのやりとり」としないのか
B-2 絆を結ぶヒト──愛着の形成と役割
 1 愛着の始まり
 2 安全基地の確立
 3 愛着行動と養育行動
 4 養育環境が愛着形成に及ぼす影響
 5 子ども自身に起因する愛着形成不全
 6 自立の基盤としての愛着
B-3 こころを探り合うヒト──すれ違ったやりとり
 1 キーボードを介した会話
 2 自閉症児は「心の理論」をもつか
 3 クレバー・ハンス現象
 4 対話のリアリティ
 5 原初的なコミュニケーション

セクションC やりとりするこころの中

C-1 わかりあう実感とは──さまざまな事例を通して
 1 わかりあうこと・実感すること
 2 共感は発達を支える
 3 共感的なふるまいとは何か
 4 わかりあった場合
 5 わかった場合、わかってくれた場合
 6 共感の尺度化の試み
C-2 すれ違うのはなぜか──男性と女性の差
 1 性差・ジェンダーとは何か
 2 男らしさ・女らしさに関する思い込み
 3 思いこみは事実か
 4 ジェンダーと自己イメージ
 5 わかってもらえる自分
C-3 わからないのはなぜか
 1 やりとりにおける食い違い
 2 気質とは
 3 気質の違う者の体験を理解する枠組
 4 気質の違う者を分類・記述する枠組
 5 違いについての認識を共有する
 6 ただ理解するがためのやりとりのむずかしさ
 7 ヒトらしさの一部としての気質
 ケース紹介 気質が違う者どうしのやりとり

セクションD これからのヒトに向けて

D-1 ヒトとモノの境界のゆくえ──ヒトらしく生きるとは
 1 ヒトとモノの境界
 2 ものごとの連続性
 3 二項対立的認識様式
 4 「ボトムアップ型」の倫理
 5 ヒトらしさの探究
D-2 道徳をもつロボット──ヒトらしい機械の構想
 1 「道徳的」とはどういうことか
 2 こころを機械のはたらきと見る見方とそのテスト法
 3 モジュールということ
 4 適応的なモジュールの追加
 5 「考えたり迷ったり決心したりする」モジュールの追加
 6 「創造的かつ道徳的」な機械の思想
 7 対人行動の選択原理
 8 道徳の進化とその心理的証拠

エピローグ
 1 本書を通して確認できた「ヒトらしさ」とは
 2 ヒトらしさの解明とコンピュータ
 3 ヒトらしさの解明と発達研究
 4 かけがえのないヒトのゆくえ
 5 機械的な人間・柔軟な機械
 6 ヴァーチャルリアリティ時代のヒト

事項索引
人名索引
引用文献